モンスターハンターライズの体験版に感心した話
2021年3月26日発売予定のモンスターハンターライズの体験版Demo2が先日3月12日に公開されました。Demo2ということで1月に配信された体験版のコンテンツ追加となっており、追加内容としてはパッケージモンスターである「マガイマガド」の討伐となっています。
クエスト選択画面には「熟練者向け」と書いてありますが、実際に体験してみて文字通りモンスターハンターライズという作品のシステムを「熟練」していないとクリアできないクエスト内容だと判りました。
その理由として今回の「マガイマガド」の体験クエストのみ、クエスト時間が15分しか用意されておらず、従来のモンスターハンターシリーズでの戦闘方法のみで戦った場合に時間内に倒すことがほぼ困難な設計で組まれているからです。
まず今回のマガイマガドからの被ダメージがどの攻撃も基本的に致命傷レベルで
素のままだと一撃死も珍しくありません。
前作まで「秘薬」を使用することで全回復とともに体力の上限を最大に引き上げることができ、生存率を高めることができましたが今作からは体力の上限は上がらず瞬時に全回復するという効果に変更されています。
そこで今作では環境生物というフィールドに散らばっている生物を集めることで体力上限やスタミナ上限を増やしたり、ステータスにバフを掛けることができます。これにより通常時に比べ生存率を上げることができます。
また環境生物にはアイテムとしてポーチから使用できるものもあり、隙の少ないマガイマガドから貴重な隙やダメージソースを生み出すことのできるものも居ます。
また環境生物の1つに「翔蟲」が存在し、これもフィールドの移動の補助はもちろんマガイマガドの強力な技を回避するのに役立ってくれます。
そして最も重要なのが「操竜」システムです。
従来の作品ではモンスターハンターの乱入は厄介なイベントの1つで、一種の災厄のようなものでした。今作はモンスターハンターではモンスター同士の喧嘩を誘発させることで片方のモンスターを操り、もう片方のモンスターを攻撃することができます。
この操竜ですが、非常に攻撃力が高めに設定されています。例えばリオレイアのサマーソルトの場合は1発でハンター武器(技や武器にもよりますが)の3~6倍のダメージを叩き出せます。また操竜中はハンターへのダメージが0なので安全に攻撃することができます。さらに操竜終了間際に必殺技を出すことで大ダメージに加えて敵にダウンタイムを与えることができ、ハンターによる追撃を行うことが可能です。
この操竜可能状態を作り上げるのに貢献するのが前述の環境生物や乗り攻撃廃止に伴って導入された「鉄蟲糸技」による操竜値蓄積です。
意図的なのか操竜に重要な環境生物に限って翔蟲を利用した新アクションを活用して採取しにいく物が多く感じました。
このようにマガイマガドの討伐を目標にすると必然的にモンスターハンターライズの新要素をフルに活用していくことになり、自然と新要素を体験できるという見事な仕様になっており人生で初めて体験版に感心することになりました。モンスターハンターライズという作品に関してのチュートリアルとして最適な作りなのでは無いかと思います。
実際に配信で何度も挑戦し、2:22:45~のクエストチャレンジにて討伐成功することができました。
クエスト終了まで残り11秒とかなりギリギリとなりましたがそれまでかなりトライしていたので達成感はすごかったです、今から製品版発売が楽しみですね。