しかられ日和

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スーパーマリオRPGリメイク 感想(追加要素ネタバレ含む)

気が向いた時に更新するスタイルのブログで存在自体忘れられてそうですが、待望のスーパーマリオRPGのリメイクということで久々に記事として書き起こしたいと思います。

 

 

注意:あくまで一個人の感想であり、老害感想も多く含まれています!

 

発売は1996年と筆者が生まれた2年後に発売したゲームとかなり古いゲームですが、17年という年月が経ち令和となった今でも不朽の名作だと改めて感じました。

 

名作と一言で言ってもいろんな要素が絡んでくると思います。グラフィック、BGM、演出、アクション、やり込み要素など様々な要素があると思いますが原作当時からこれらの部分に関しては非常に評価が高かったように思います。

 

グラフィックは正統進化しており、場面によって専用ムービーが準備され当時の思い出がより具体的に表現されていたのが好印象です。演出も政治的な部分を除き(マリオのピースやクッパの勝利ポーズなど)カットや変更されている部分はほぼなくて満足です。むしろ村長のくすぐり演出(一種の拷問)やドッスンのバイブレーション発言などそのままでCERO的によくそのままにできたなと驚いたぐらいです。

 

BGMに関しては原作での作曲担当はキングダムハーツシリーズでもお馴染みの下村陽子さんでしたが、リメイク版でもセルフアレンジということで現代音源ながらも原曲を変に崩さず、どの楽曲も良アレンジに仕上がっていました。オプションで原曲に戻す機能があったりサウンドテストで聴き比べもできるのも嬉しいシステム。

 

システム面に関しても原作ではボス戦の前のセーブを忘れてしまう箇所がいくつかあり(特にヤリドヴィッヒ戦前など)負けてしまうと厄介な要素であり思い出でしたが、リメイク版ではオートセーブ対応によりセーブを忘れてしまっていても問題なく進めれるようになりました。

また、原作ではマップ移動もステージが増えるにつれて遠くへ移動するのにマリオアイコンを1つ1つ動かさねばならず少なからずストレス要素でしたが、これに関してもリメイク版ではマップ上のどこからでも「ちず」を選択することでワープすることが可能になりました。さらに今作ではマップ選択の際に「⚪︎⚪︎入口」「××入口」など同マップ内でも遠い位置の場合は分けてワープ可能となっており、これが非常に痒いところに手が届いていた要素でした。

スペシャル技システムも戦略の幅が広がり、アクション成功によるゲージ増加などもありアクションのやりごたえが上がりました。

 

やり込み要素も当時から鬼畜難易度のスーパージャンプチャレンジや隠し宝箱、ミニゲームなどありましたが追加要素であるモンスター図鑑による一種ポケモン図鑑コンプリートのような新要素や一部ボスの強化版との再戦要素など原作ファンも嬉しい要素が追加されていました。

 

ここまでポジティブな感想ばかりでしたが、ネガティブな部分もいくつかあるのもまた事実です。

 

ゲーム難易度に関して、もともと原作からマリオ発のRPGということもあるのか全体的に見るとゲーム難易度は低めな印象で、今作では難易度選択要素が追加され「エンジョイ」と「ノーマル」が用意されていましたが「ノーマル」を選択したところで相変わらず原作と同等か、むしろジャスト全体攻撃や単体魔法へのガード対応やスペシャル技の追加によって原作よりさらに難易度が下がったように感じました。ユーザー自ら縛りプレイをすれば難易度を調整できると言われればそれまでですが、せっかく難易度選択という要素が追加されたのであれば「ハード」に相当する難易度を用意して欲しかったなと感じました。(今後アップデートで追加される可能性もありそう?)

とはいえ追加要素でのボス戦は「ノーマル」であっても強いのですが…。

 

その追加要素のボス戦に関してもせっかくの再戦要素でやりごたえがあるのは確かですが、再戦の再戦が行えるのはクリスタラーのみでジョナサンなど楽しかった再戦ボスにはセーブしてしまうともう1度データを作り直さない限りは2度と再戦できない、一種の取り返しのつかない要素となっているのが残念でした。これに関してもアップデートで再戦可能にしてくれると嬉しい。

 

アクション面に関して、原作にはなかったジャスト攻撃要素自体は面白い要素でしたがその分ジャスト以外の通常攻撃のタイミングも原作よりかなりシビアに感じました。ゲームのシステム上、武器の入れ替りが激しいですが武器によってタイミングも変わってくるため慣れてきたと思った頃にまたタイミングが変わるという現象がたびたび起きていました。(これはある意味原作でも不満だった部分ですが…)

 

ボリューム面に関して、メタ発言になりますが、原作では没データとして氷に因んだ敵キャラデータがいくつか存在しており、氷ステージを収録する予定があったと言われています。確かに星の降る丘ではボス戦もなくあっさりスターピースが手に入るので没の名残だと思っています。

リメイク版では容量の制約も当時よりは無くなっていると思いますが特にその部分の追加がなかったのが少し残念でした。

また再戦要素自体は非常に嬉しい要素でしたが、逆に言えば目新しいボリュームアップ要素はその部分ぐらいしかなく、半日もあれば全て攻略できてしまうほどのボリュームなのも残念。

 

かなりイレギュラーなクレームとしては公式による追加要素に関してのネタバレを喰らってしまったことです。

 

 

 

 

 

クリスタラー自体は原作をやっていてノーダメですし、未履修勢でもこんなボスがいるんだなー程度のものだと思いますが、さらに特別な石の存在があることを仄めかされることでクリスタラーにまで再戦があることまでほぼ分かってしまいました。ここは公式としてサプライズで隠しておいて欲しかった…。

 

ネガティブたらたら言ったまま終わるのも締まりが悪いので最後は一番感動した部分に触れて終わりたいと思います。

 

まさにその再戦のクリスタラー戦の演出に関してです。

ゲーム中の楽曲はどの曲もリメイクされてる中、再戦前クリスタラーに関しては原作と同じくFF4のボス戦の原曲が採用されていました。

やっぱりこいつの曲はFFからの曲だし権利的にリメイクさせてもらえなかったか〜って諦めは付いてたのですが、いざ再戦となり前述のネタバレである程度の予想はしていたとはいえ、先ずはクリスタラーの3D化に驚く。何アングルかに分けて登場する感動的な演出がカッコ良すぎてまた憎い!!

そして感動がやまないまま気づく

 

「BGMが下村陽子氏アレンジ版になっとるやんけ!!!!!」

 

これには原作ファンの私も鳥肌でした、再戦から急にBGMまで変えてくるまで予想つかないじゃん…。

そして開幕にメテオ喰らってボコされるまでがお約束でした。

 

この演出見れただけでも買った価値はありました。

ありがとう任天堂…。。